2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年10月18日火曜日

[KENJI]子ども創作ワークショップ+鑑賞プログラム「風の衣装を作って見よう」【レポート9】

創作ワークショップ おとなたちの感想

◎学校関係者の感想より
○歴史的なところからだけでなく、身近なところから縄文に触れる体験。
○「遊んでみよう」という授業。とっても素敵な遊びができた。
○教科と違って苦手意識がなく、独創的なことが起こった。
○こだわりがあったり、一生懸命表現したいというのが伝わってくる。
○イメージできる力。「着る表現」と「言葉に表す表現」、ふたつの表現があるように思った。

◎同行スタッフ(茅野市民館スタッフ、市民サポーター)の感想より
○ものの見方、捉われていたことの窓が開くのを見た。失敗じゃない、工夫してもっと素敵になるよ、という「気づき」。
○大人の常識では考えられない発想がすごい。大人はなんて頭が固くてまじめなんだろうって、自分の反省点。
○自分自身のひらめき。「遊ぶ」というところに収穫があった。遊び心をもっていると思いがけない結果がでてくる。
○子どもたち同士、できない部分を助け合っていた。支援が必要な子も一緒にいる、そういう地域性があるのかもしれない。
○コミュニケーションについて。言葉にする/しない。そのバランスについて考えた。大人も言葉にしていないことが多い。あえて伝えるか、伝えないか。

〈キーワード〉
探る、遊ぶ、接点


◎浜井さんの感想より
○エラーをタブー視してしまう傾向があると思うんだけれど。トライ&エラーが大事だと思う。
○みんな同じ布だけど、自分の考えで工夫する。友だち同士、違うということを確認できた時間だった。
○「縄文文化」とのつながりについて、感覚的にできるからこそ、「なぜ縄文?」という部分で、ワークショップの内容を自問自答した。どれだけ深く考えたかが、おのずと現れるだろうと思い、深く考えた。
○527名もの子どもたちに対するということ。プログラムから入るのではなく、深いところを突き詰めていく。感性だけで去っていくということではなくて、見えない部分を掘り下げた。どれだけ真摯に対しているか。それ、愛情の部分だと思う。
○今回の体験で感じたこと、見つけたこと。意味がないと思っても大人になって、何かにつながるのでは。なにかを見つけて行動できるのはすごいことだと思う。

*****************************************